安いよなぁ。
品質もいいし。
某ネット市場で調べてみたら、2,700円でスライスが2パック買えるだけだったから、1羽分でこの値段は、相当安いだろう。
たぶん、障害者施設が運営しているから、人件費がかなり抑えられるのだろうと思う。
今ある障害者授産施設といえば、せいぜいよくてパン屋ぐらいのものだ。
別にパン屋が悪いというわけではないが、競争力に劣る。
パンなんかコンビニでもどこでも買えるし、町のフレッシュベーカリーとも競合するからだ。
「わざわざ」障害者施設で買おうという、モチベーションに欠けるのだ。
でも、鴨という着眼点は非常にいいと思う。
鴨肉というのは、知り合いに猟師でもいない限りは、そうそう手に入らないからだ。
スーパーには、クリスマスか正月でもない限りあまり置いておらず、だからデパートや通販で買うことになるが、ネックは高いことである。
その値段の高さという問題をクリアしたのだから、いい店だ。
有機野菜も扱っている。
「お取り寄せグルメ」というのがブームだが、どこから何を買うにしても、珍しい特産品は高い。
その特産品の障害者施設を作れば、値段の安さから繁盛して、経営も十分成り立つのではないか。
障害者授産施設も、どこにでもあるようなパン屋なんか作っていないで、どんどんこういう試みをしてほしいものだ。