もはや死に体の安倍内閣 | ||Φ|(T|T|)|Φ||    監獄☆日記    ||Φ|(T|T|)|Φ||

もはや死に体の安倍内閣

 安倍首相は松岡農水相が自殺した直後、搬送先の病院での会見で「たいへん安らかな顔をしておられた」と述べた。

 
 少し考えれば分かることだが、閣僚を途中で投げ出さざるを得ず、またその人生を途中で終えざるを得なかった人が、心安らかであるはずがない。

 無念の一言に尽きるのではないか。それとも、死んで楽になったとでも言いたかったのだろうか。

 思えば安倍首相は、伊藤一長前長崎市長が狙撃された直後の記者会見でも、他党党首が「言論に対するテロは絶対に許さない」という声明を相次いで出す中、「捜査機関の厳粛な捜査を待ちたい」と他人事のようなことを言って、批判を浴びていた。

 
 やはり少しピントがずれているというか、この人に正確に国民の声を反映できるのだろうかという疑問を持つのは、私だけではあるまい。

 
 「美しい国」というのは、「自他共に命を尊重する国」でもあるはずだ。その美しい国づくり内閣から、自殺者が出た。

 今まで並べてきた言葉の数々が、とても空疎なものに聞こえる。
 その意味で、参院選挙を待たず、もはや安倍内閣は死に体なのではないだろうか。