効率的な運用
最近連絡カードを持ち歩いていないので、 2月分から訪問日のハンコを押してもらっていなかった。
なので、前回保護司宅を訪問したときに前2回分もまとめて書いてもらおうとしたら、「記録が手元にないから次回までに調べておく」とのことだった。
手元にないとはどういうことかというと、「泥棒が入ったりして見られたら困るから、物置に入れて鍵をかけてある」とのことだ。
保護観察所からは「対象者のプライバシーに留意して、取り扱いには十分注意してください」としか言われていないそうだが、「念のため」なのだそうだ。
ある日の面会が終わると、保護司は保護観察官あての報告書を書き、それをFAXで送る。
手元には原本が残るが、観察期間が終わった人については「保護司のほうでシュレッダーにかけて処分してかまわない」そうだが、それでも心配なので、保護観察所に送り返しているのだそうだ。
保護観察所のほうでの観察記録は、観察期間終了後も5年間保存してあるが、それを経過したものについては処分するという。
人間は常に変わっていくものだから、たとえ再犯したとしてもそのときの記録が役に立つとは限らないし、法律上も執行猶予期間が終われば保護観察所に特に何かあるものでもないし、それが効率的で実際的なんだろうなと思った。