丸山弁護士が不出馬
丸山弁護士が都知事選に不出馬だそうだ。
もし出馬していれば無党派の票を割ることになっていたのは必定で、浅野陣営はホッと胸をなで下ろしていることだろう。
いやそれどころか、「無党派層の都知事選への注目を高めた」という点では、むしろ浅野氏には追い風になった可能性すらある。
実は丸山弁護士は反石原側で、こうなることを予想してやったというのならすごい。
共産党推薦の吉田万三と無所属の黒川紀章は、大勢には影響しない。
やはり本命は石原慎太郎と浅野史郎である。
投票率が低ければ石原氏が逃げ切るだろうが、投票率が上がれば浅野氏に軍配が上がる可能性も十分あるのではないか。
300万票を背景に、石原氏は調子に乗りすぎた。
ただし宮崎で起きたそのまんま現象は、東京ではおそらく関係がない。
とにもかくにも、良くも悪くも地縁が薄いからだ。
浅野氏は自らの主張する「石原氏による都政の私物化」云々に関する追及を、そのトーンを弱めることなく投票日まで持っていけるかが焦点になるだろう。