平成16年6月10日(木) 勾留31日目 | ||Φ|(T|T|)|Φ||    監獄☆日記    ||Φ|(T|T|)|Φ||

平成16年6月10日(木) 勾留31日目

 ヤクザにキャバクラの女が面会に来ていた。ツケを取りに来たらしい。

 しかし弁護士接見を除き、1人1日1組(1組は3人まで同時に面会可)15分しかできないので、会ってしまうと後から来る内縁の妻に会えなくなってしまう。だから、断っていた。

 

 昨日の健康診断で処方を願い出た件について、担当の巡査部長が来た。

 昨日来た医師は、2週間前に来た病院とは違うところから来たので、初診料を取られるのだという。

 そうなれば財政逼迫のおり、上層部ひいては県議会から突っ込まれてしまうということなのだった。

 生活保護受給者が逮捕される場合がもちろんあるが、収監された時点で保護打ち切りとならなければならないはずが、まれに引き続き支給され、二重取りが発生するケースもあるのだという。

 

 「監獄等に留置されている間は、傷病手当金を支給しない」という健保法の規定が、今となってはもう、ずいぶん遠く感じられる。

 この規定の趣旨は、懲罰等ではなく、「そこでご飯が食べられるから支給の必要はない」ということであったが、理解がより深まったようだ。

 苦笑するしかない。

 

 ついに、勾留が丸1か月を超えた。

 昨日までまったく見も知らなかった人間が、この狭い房に押し込められ、起居を共にしているのだ。

 いまだに、信じられない。