平成16年5月18日(火) 勾留8日目 | ||Φ|(T|T|)|Φ||    監獄☆日記    ||Φ|(T|T|)|Φ||

平成16年5月18日(火) 勾留8日目

 50分ほど調べあり。「この警察署のパソコンを操作して、犯行状況について実演してみせます」という、署長宛ての上申書を書かされた。任意性の担保のために必要な「形」なのだそうだ。

 

 ガサ入れの感想は、「汚い部屋だったなー。掃除したほうがいいよ」だった。

 靴脱いで入ってくれましたか? カーテン・ドア閉めてやってくれましたか? と矢継ぎばやに質問をすると、「当たり前だよ、そんなの」と言っていた。

 

 何を押収したか、それとなく聞いてみたが、言わない。

 私が否認するなら、証拠を小出しにして追い詰めるといったところだろう。

 

 刑事から、14日に兄に渡してもらった手紙の返事を聞かせてもらった。

 「面会にも差し入れにも行きません」、「反省しろ」とのことだった。

 

 頭にきて、手紙を書いた。

 「病院に入院しているのではないことぐらい、自分でも分かっている」、「だから会いたいとも励ましてくれとも言ってないだろ」、「逮捕時の所持金をもってしても購入できないものを、家から持ってきてくれと言ってるんだ」、「必要な物がないことと、俺が反省することは無関係だ」、「冷静に頭を冷やして、もう一度考えてくれ」。

 

 反省反省ってテメーは坊主かこの野郎、と書きそうになったが、かろうじてそれはこらえた。

 今関係をこじれさせたのでは、後々面倒だ。

 

 

 

 【余白メモ】

 

 購入 : 留置場生活での日用品や菓子などを所持金で購入すること。

       上限3万まで。金銭の外部からの差し入れもできる。

 

 

 【過去の過ちを振り返って】

 

 留置場での買い物は、出入り業者からすることになるが、独占価格のため高い。

 警察へのバックマージンが含まれているから、という説(あくまでですが)もある。


 価格(単位:円)   せっけん 150  せっけん箱 200  歯ブラシ 200  歯磨き 250

 タオル 250  シャンプー 500  リンス 500  ミューズ 200  リップクリーム 250

 ニベアクリーム 250  洗顔料 400  洗濯洗剤 300  ノート 200  便箋(縦書き) 200

 便箋(横書き) 250   封筒10枚 100円  切手・ハガキ 定価  ヘアブラシ 250

 ハンドタオル 150  くつした 380  トランクス 580  綿棒 350


 当然ながら、所持金なしという人間もいる(ホームレス等)。

 そういう場合は、留置場備え付けの物品を使うが、シャンプーが切れていたり、せっけんが小さくなっていたり(チン毛がついていたり)して、気持ちが悪い。

 歯磨きは、監視の警察官に、歯ブラシを突き出して1回分つけてもらう。

 みんながタバコを吸っているときに、所在無く立ち尽くすことになる。

 おやつのときにはみじめたらしく、同房者に分けてもらうことになる。

 そんなわけで、金がないとみじめな思いをするのである。

    

 【代用監獄では被疑者はどのような取調べをうけるのですか? 】