平成16年6月11日(金) 勾留32日目
ヤクザが私のことを、「人種が違うからヤクザと関わることは、今後も多分ない」と言った。
確かに、これは重要な示唆に富んでいる。
普通に生活していれば、ヤクザはどこにいるんだろうという感じだが、しかしそういう接点は、確実に存在する。
そういう接点に近づくのは案外簡単で、「深夜の飲み屋」とか「パチンコ屋」とか「薬物」とか、そういう場所に点在しているのだ。
そして自分の側が、例えば詐欺とか踏み倒しだとか恐喝だとか債権回収だとか、そういうイリーガルなことを考えている人間だった場合には、まるで化学反応でも起こすかのように両者はかみ合わさり、それは悪の道へと続き、その結果「逮捕」や「服役」といった、まるでよからぬ事態へと発展していくのである。
今日はまた、署の3階で実況見分だった。
特定商取引法違反は、昨日、裁判の日程と国選弁護人の選任通知書が送られてきている。
私のほうが1日あとに起訴されているので、ならば私にも今日来るかと思っていたのだが、まだ来ていない。